生き恥をさらす

赤子のように床を這ってたおっさんが
痛みで歩き方を忘れた脳に喝を入れ
なんとか痛くない左足から一歩踏み出し
その踏み出した位置に痛む右足を持ってくる行為で
前に進めることを確認して
それで出勤するという旦那を
信じられんって顔で見てる嫁さんを後に
階段を手すりにしがみつき４階分
一段一段降り
ただ今日一日この痛みに立ち向かい
普通に仕事をすることだけを考え出勤した
それが俺の美学だ

幸い今日明後日内勤
極力座っていよう！

で、この這いたくなるよな激痛の走る右足
必要最小限の人間にしか気付かれず
無事定時終了

地下鉄四つ橋線難波駅で電車を降り
次から次へと抜かしていく老若男女の過ぎ去る背中を見つめ
なんたる生き恥
と己の不幸を呪うも
まあこれも経験

こんなことがおこらんかぎり
まともに歩けてるありがたさがわからんからね
ほんまありがたい

どうやって歩きだすんやっけ？
なんて普段考えへんやろ？
まともに歩けることに感謝です
でも痛みが去ったら忘れてしまうんやろな

その痛みを消し去る薬があるとイオパパさんに教えてもらったので
急いで帰宅して病院直行！

正味２時間待って
自分の番

女性の看護士さんに肩貸しましょかと
言われるもプライドで拒否

病院を出てきた親父の姿を見て
息子は大爆笑したそうな
笑え！笑え！大いに笑いやがれ！
明日にはこの痛みが消え去る
なにせ痛み止めの薬３種類ももらったぜ

痛みが消えてから
尿酸値下げる治療も受けることにした
プリン体、旨いもんに含まれてるからな
この痛みはこりごりやし（笑）

ほんまなめてたわ
やっぱ風が吹いても痛いって正解
皆様もお気をつけ遊ばせ