おっと!
いきなり
後楽園ホールだぜ

WBCフェザー級タイトルマッチ
王者 粟生 隆寛 vs 
挑戦者 エリオ・ロハス


前戦の世界タイトル奪取時
天才は見事に覚醒したと思わせた
粟生 隆寛

ドミニカから来た指名挑戦者でも
問題なくクリアしてみせてくれるだろうと
高をくくってたが

天才はまたしても悩んでいた
これが初防衛戦のプレッシャーなのか・・・
入場時から緊張した面持ちで
明らかに挑戦者の方が落ち着いていた

試合開始ゴングが鳴り
まったく手を出さない王者粟生を
ロハスも慎重に様子を探る
しかしロハスの方が手が出てる

実況のアナウンサーは
粟生が避けても避け切れなくても
大げさにパンチをもらっていないことを強調する
顔が赤くなりだしてるのに
明らかにエコヒイキな実況だった

そしてこの展開で4Rまで
途中で公開される採点
フルマークで挑戦者だろう!
と思った

一人は想像通りフルマークで挑戦者!!
しかし2人が39-37で挑戦者
おっとこれはわからんで
4ポイント差と2ポイント差は大違いやからな

中盤の7R
粟生のパンチが決まり
挑戦者の足元が怪しくなる
ここで畳み掛けたいとこだが
挑戦者はクリンチに逃れる

挑戦者はあまり打たれたことがないのか
明らかに動揺している
チャンスだ!

しかし
粟生、気持ちが空回り
ロハスの技巧の前にごまかされた

9R
もう一度チャンスは来た!
粟生の左クロスで
挑戦者はロープまで吹っ飛んだ!!
最大のチャンス

しかし
ドミニカ人は形振り構わずクリンチ

うーーん

だめか
明らかに動揺してたのにな・・・・

10R以降
挑戦者は試合を流す
出ないと勝てない王者が出てくるところに合わせて
ポイントは全て拾っていく
あああ

採点を待つまでも無く
新王者誕生は間違いなかった

一応公式採点は
116-113、118-110、117-112
3-0で
勝者  エリオ・ロハス


うーーん
ロハスは巧かったけど
巧すぎることは無く
“怪物”って程のもんじゃなかっただけに
この敗戦は悔しいな
もっと序盤から出れてたらなあ

またしても悩んでしまった天才
粟生隆寛

もう一度己の力で覚醒するんだ


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