今年も11月の扉が開いた

11月1日

昨年亡くなった順ちゃんと最後に飯食った日だ
あれからもう1年か・・・・・
ホンマ早いなあ

つい昨日のようだ
飯食って1ヶ月もしないうちに
彼女は天国へ召された

たしか去年の11月1日は
食事の後
終電で寝てたら降りる駅を間違えて
最寄り駅より1ツ手前の駅で降りてしまい
命がけの峠越えをやって帰った日だ
途方もなく怖かったのと
ひどく寒かったの覚えてる

彼女にはもう会えないんだな・・・
お葬式の時痛感した思いが蘇る

人は忙しく過ぎ去る時の流れの中で
存在が消えてしまった人のことを
簡単に忘れ去る

僕もそうだ
今年もここまでバタバタと
時間の大河の中で溺れないようにもがき続けてきただけだ
昨年まで感じてた
≪何の成長もなく今年も終わる≫という不安が
今年は無くなった

年をとるとドンドン不感症になっていく
情けないのか?
当たり前なのか?
そんなことを考えるのさえ億劫だ

とにかく
2008年11月1日を
生きて迎えられた

それだけで素直に感謝ですわ
あっという間に300日が過ぎたのか・・・・・
毎日何をしてたんやろ

夜の闇が
世界を支配する頃
僕の心は動き出し
酒と言う名の明日への切符を買う

そして
昨日の疲労を忘れ
朝になればまた起き出し
そして疲労にまみれに出て行く

結局、同じことの繰り返し

でも、それができてるうちが華なんよね
生きてりゃこの世での可能性だけはある
ほんの僅かでもね

生きてる

ただそれだけのことが
今日はありがたい

11月1日
≪順ちゃん記念日≫

今年は土曜日
それも3連休の初っ端

僕は大人しく家にいる
そして子どもを抱きしめる
今では当たり前すぎて
あまりありがたさを感じないけど

この手で触れて感じられる
子どもの温もりや重さ
生きてて五体満足で
この手が動くからだ

心の底から思った
ありがたいなあって

この現実を
不自由だと言ってられることに

感謝

コメント