順ちゃんへ

2007年12月2日
いい天気になった
気い遣いいの順ちゃんが
最後まで気を遣ってくれたような気分だ

彼女に最後のお別れをしに行って来たよ
38歳の若さで天に召された彼女の棺には
純白のウェディングドレスが添えられ
見慣れた笑顔のまま眠っていた
順ちゃんに会うのはコレで最後だ
そう思うと熱いものが込み上げてきた

人は儚い

毎年毎年この時期になると
『何の成長もなく一年が終わる』と
嘆いていられる自分がいかに≪幸せ≫か思い知らされた

先月の1日に一緒にご飯を食べた時には
彼女の人生のカウントダウンはもう始まっていたのだと知らされた
『実は先月(10月)入籍したんです』と恥ずかしげに語った彼女が忘れられない

本人に知らされなかった余命期間
旦那さんはそれを知った上で、彼女の生きる力にと入籍されたそうだ

すごい≪愛≫ですわ

一緒に飯食った仲間三人でサプライズだって用意した
誕生日プレゼントを彼女はとても喜んでくれたそうだ

何を聞いても涙になる
もう彼女はいないから
僕らに色んな想い出を残し彼女は消えた

彼女が癌による苦痛から解放されたのが唯一の救いか

彼女の冥福を祈るしか僕には出来ない
それだけしか僕には出来ることがない
昨年、夏
彼女によって再会させてもらった縁を大切にしていこう
それが彼女に報いることだ

悲しみの前で立ち止まっていても
彼女は喜ばないだろう
彼女を忘れずまた新たなスタートを切ろう

僕にはこんなにも素晴らしい仲間がいっぱいいるんだから
ありがとう順ちゃん
安らかに眠ってください
君の事はずっとずっと
忘れないよ

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