複雑な夜

2007年6月1日
恒例の月初の会議
それを引き裂き電話が鳴る

4月に電話で話した顧問先の方が亡くなられた
去年から闘病生活を続けておられたが
4月に電話で話したときは元気そうだったのに・・・・

人は儚い

お通夜に行ってきた
いつも作業帽をかぶってニコニコしておられた笑顔が懐かしく
涙が溢れた

合掌

気持ちを切り替えて
梅田DDハウス『まんま』
今宵は15年も前に辞めた本屋の仲間が10人も集まった
知らない人も2人程いたけどな

懐かしい顔ぶれで
ビールはサントリープレミヤときたら
飲まんとしゃーないでしょう(笑)

今宵は思い切り弾けたい
そんな気分だった

それぞれに公平に15年の歳月が過ぎ
15年前に急性アル中で病院送りにした男の子
彼は今年35歳とか
前回久々に再会して今回も俺の隣で
懲りもせず酒をチビリチビリ

あの時殺してたら
こうやって笑って酒飲む機会もなかったやろにな?(笑)

『侮辱』と『愚弄』の世界にどっぷりと浸かった俺には
ひどく懐かしく久々に青かった時代の匂いを嗅いだ気がした

闘病生活で来れなかった順ちゃん
次はキミの快気祝いやで!!
がんばれ!!!

今宵の夜を最高のものにしてくれた
古き良き仲間たちと
『まんま』のスタッフに感謝

終電に乗り込み家路に急ぐ
駅に降り立ち
タクシーは品切れで売り切れてた
さすれば
次の入荷を待たずに酒にやられてふらつく足取りで
自力で家に向かうだけ

いろんな感情が一度に降り注いだ夜
わしの心は単純なのに
揺れ動き複雑な夜だ

チビたちの寝顔を見つめながら
命ある限り
精一杯生きようとあらためて思った

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