木曜日

2006年5月11日
たまには国を憂う

泉大津

梅田で2件

今日も忙しかった

一昔前に大都会と呼ばれた街を日々駆けづり周り

田舎者の中年新米パパは必死で生きている

GWにWOWOWでやっていた阪本順治監督の「亡国のイージス」に衝撃を受けた

今日原作を買ってきた

分厚い上下巻モノで

若かりし日に国を憂いてた自分とだぶるとこがあって惹かれてる

たとえば日本国民に向けたこんなとこが

〜誰一人として「日本とは何か」「何を優先して、何を誇るのか」について世界に通用する明確なロジックを持っていなかったからだ〜

ホンマなんなんだろね

日本て

僕がガキだった頃
この国では
殺人事件なんて月に一度くらいしかおきなかった
また殺人を犯した者には許されることではないが
それぞれ殺人にいたる理由があったように思う
もちろん犯人は鬼畜生扱い

それが今はどうだ
毎日のようにどこそこで変死体が見つかりましただとか

やれどこそこで若い女性の遺体の一部と見られる手首が見つかりました
と猟奇的殺人事件がテレビのワイドショーを賑わし

子どもの泣き声がうるさくてその子どものオカンとのHに集中できないから子どもの首を絞めましただとか
先生に注意されたのが気に入らないから誰でもいいから殺したかっただとか
リストラされて自殺を考えたけど死に切れないんで見ず知らずの子どもを15階から投げてみましただとか

ふざけすぎるな!!
といいたくなる動機で人が殺されていく

そんなもんで殺されてたらたまったもんじゃない

世界の中でこの国だけが安全と空気はただで与えられると
能天気に思ってたこの国の民が
連日起こる悲惨な事件を
「ふーん、またそんな事件あったんかい」って
当たり前のように受け入れ
「わあ恐ろしい、怖いなあ」とさえ感じない
不感症な国民になっている

この国は世界に誇れるもの
それは「恥」を良しとしない文化だったはずだ

国からもらえるものはもらわな損って感じで
働けるのに自分の本当にやりたいことが見つからないから働きません
などとふざけた事を堂々とぬかすガキどもをマスコミはニートと呼びはやしたて

そのガキに何の苦労もさせず3度の飯を食わせ
退屈を紛らわすPCを与え
夜な夜なふらりとコンビニに出没することに
何の注意もしない無関心な親どもが氾濫し

その馬鹿な親どもは
韓流ブームでやれヨン様だジュウ姫だと
先人たちが徹底的に差別対象とした国のドラマに心酔
古き良き日本の姿がそのドラマにある
なんて平気でぬかす

なら聞くがその古き良き日本の姿を
忌み嫌い
徹底的に美味しいとこ取りで
欧米文化を吸収しこんな国にしたのは誰ですか?

この国はいずれ沈むのか?

考え時だね

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