現実現実現実

2006年2月8日
一日2周
時計の針は世界最高記録に憧れる
陸上選手をあざ笑うかのように
正確にラップを刻み
朝7時僕を叩き起こす

起こす

目覚める場所は「現実」
銭を稼ぎ家族を養い自らも飯を食う

人は皆、欲にまみれ
もっといい暮らしを求め
なにか金になるものを自らに埋め込もうと
脳あるやつは日夜勉学に励む

それとは逆に
自らの脳に自信がないやつは
ひたすら自らの時間を売って働き続ける

長時間働き続けるために
毎晩脳を酒に浸し疲れを抜いた気分になる

千鳥足で駅の階段を降り
たくさんの見知らぬ同類と同じ電車に乗り込む
その瞬間、なぜか安心した気分になるのはなぜだろう?
染まってきたぜ染まってきたぜ
足の先から頭のてっぺんまで
おっさんの色に染まってきたぜ

見てるのは何?
120円で帰るおっさんの新聞
プロレスだ!競馬だ!女だ!
うひゃー

まだ歩けるか?

聞かないでくれ
歩き続けるしかない

本日、税務署員のインフルエンザで遅れていた
税務調査が行われ
緊張したけど無事に終了

夕刻1件訪問し本日の業務は終了

明日はたかちゃんの休みに合わせて
仲間3人で厄払いに行くため早退します

情熱情熱情熱

されど現実現実現実

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